絶頂悪徳手付金0円の罠

こんばんは。
投資マニアさわです!

今回は不動産投資の悪徳手付金0円の罠と題してお届けいたします。

絶頂悪徳手付金0円の罠

通常不動産を購入する際には、手付金を買主から売主に支払うことで、売買契約に対する双方の意思表示が明確になり、解約手付の性格を持ち、双方に解約する権限が発生します。
※民法第557条、買主は手付金を放棄して、或いは売主は手付金を返還し、かつ手付金と同額の金銭を買主に支払って売買契約を解除することが出来る。
この手付金を「0円」「無料でサービス出来ます!」と謳う業者がおります。
これは一見お得に感じてしまうかも知れないですが、大変なリスクを抱える事となります。
それは、上記にもある通り「手付金放棄」による契約解除が出来なくなります。
その場合は違約解約となり、売買代金の1割~2割が相場となり設定されるので、数百万を払って解約するという事になりかねません。

クライアントが実際に提案されていた資料

このサマリの表について、キャッシュフローシミュレーションという表現も少々違和感がありますが、良く見て頂くと自己資金が0円となっています。また諸費用もカットと言われておりますが、ローン金額に乗せられております。
金利もオリックス銀行で2.0%割高です。
※銀行選び、金利についても、とても重要なので別記事にてご紹介します。
この様に民法宅建業法の知識が無いクライアントに向けて、契約した後に解約できない状況を作り出す悪徳業者の典型的なパターンです。
完全なる罠なのでこの様な業者から提案を受けた場合は即時拒否をしましょう。

高利益主義業者

こういった業者は往々にして高利益主義者です。

口頭では薄利です!と言いながら、事実物件を調査すると15%~20%前後と言う業者も存在します。
不動産会社の利益率は概ね物件価格の10%程度でしょうか。

不動産会社が実際に提案した資料

AXAS東十条アジールコート 401号室 55㎡ 4,340万円

※提案されていた物件情報

2020年ごろの物件価格です。価格は割高です。
加えて部屋のサイズも大きすぎます。そして消費税がよくわかりません。

こういった物件は私なら買いません。

実際に取引が為されている物件情報

AXAS東十条アジールコート 4階 57㎡ 3,780万円

上記提案されていた物件との差額は560万円です・・・。
2022年2月28日に売買が成立している時期から想定しても、
当時は大分高く提案されているのがご理解頂けるかと思います。

また、空室リスクをヘッジする為にサイズも1LDK(40㎡前後)までがいいでしょう。
2LDK以上となると、賃貸よりも、ファミリー層が購入する需要の比率が勝ると考えるからです。ファミリー減ってますしね。。

この様に特に中古物件は、相場価格や過去の購入実績などを検証する事が一般消費者には難しく、業者からすると利益を乗せやすいという事実があります。

不動産は奥が深い分、業者もいろいろな手で騙そうとしてくるので気をつけたいものですね。

それでは今回はこの辺で!