トリオマネジメントのコインランドリー投資とは?評判&独自視点の解説まとめ

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投資マニアさわ
41歳の投資マニアです。ほったらかしでお金が増える投資が大好物。不動産投資(ワンルームマンションが特に好き)を基盤としています。投資運用総額約6億円。年間手取り家賃収入約800万円。現在IT系コンサルティング企業勤務。過去には金融機関や外資系IT企業に勤務。宮崎県出身。1児の父。

トリオマネジメントのコインランドリー投資は、個人がフランチャイズオーナーとして店舗経営に携わるビジネスモデルです。店舗に常駐する必要がないことや、本部からのサポートが手厚いことなどがメリットとしてうたわれていますが、一方で初期投資の金額の大きさや、利益率などの不透明さなど、デメリットや不安材料も少なくありません。この記事では、トリオマネジメントのコインランドリー投資の実態を詳しく解説するとともに、コインランドリー業界を取り巻く厳しい状況についても解説します。

トリオマネジメントのコインランドリー投資とは

ここではトリオマネジメントのコインランドリー投資の概要を説明します。

 

FCオーナーとしてコインランドリー投資を行う店舗経営ビジネス

トリオマネジメントのコインランドリー投資は、個人がフランチャイズオーナーとして店舗経営に携わるビジネスモデルです。トリオマネジメントのサポートを受けながら、オーナーが店舗運営を行うことになります。コインランドリーの運営ノウハウを持たない個人でも、本部の支援を受けられるため、比較的参入しやすいビジネスといえるかもしれません。ただし、店舗経営の実務経験がない人にとっては、想定以上に負担が大きい可能性も否めません。

 

店舗取得費とは別に2,000万円~4,000万円の費用がかかる

トリオマネジメントのコインランドリー投資では、店舗取得費(土地の購入費や建物の建設費)とは別に、設備投資だけでも2,000万円~4,000万円の多額の初期費用が発生します。コインランドリーの運営には、洗濯機や乾燥機などの高価な設備が欠かせないためです。加えて、店舗の内装費用や屋外のサインなども必要になるため、トータルの初期投資額は非常に大きなものとなります。個人の資金力では、頭金なしで全額借り入れをした上での開業も珍しくないようです。

 

店舗規模に応じて売上は月間25万円から300万円程度

トリオマネジメントの公式サイトによると、店舗規模に応じて、売上は月間25万円から300万円程度になるとのことです。ただし、これはあくまで売上であり、純利益ではありません。売上から各種経費を差し引き、初期投資の借入金の返済をしていく必要があります。参考までに、20坪程度の店舗の場合、毎月のランニングコストは25万円から35万円ほどかかるといわれています。利益を出すには、それ以上の売上を安定的に確保し続けなければなりません。

トリオマネジメントのコインランドリー投資のメリット

トリオマネジメントがうたうコインランドリー投資のメリットを見ていきましょう。

店舗に張り付いている必要がない

コインランドリーは基本的にセルフサービスの業態であり、利用客が自分で洗濯や乾燥を行います。そのため、店舗に従業員が常駐している必要がなく、人件費を大幅に抑えられるのがメリットです。オーナーが店舗運営に拘束される時間が限定的で済むため、本業と並行してコインランドリー経営を行いやすいという面もあります。ただし、店舗の清掃や設備メンテナンスなど、定期的に人の手が必要な業務があることは忘れてはいけません。

 

インストラクターを派遣してくれる

トリオマネジメントでは、オーナーが対応できない場合、本部からインストラクターを店舗に派遣してくれるようです。派遣されるインストラクターは、店舗の清掃や接客、設備の保守などについて研修を受けた熟練スタッフとのことですので、本部のサポート体制は手厚いといえるでしょう。ただし、インストラクターの派遣がオーナーにとって追加の費用負担となるのか、派遣頻度に制限はあるのかなど、詳細は不明です。契約前に十分な確認が必要でしょう。

 

サポートは手厚そう

トリオマネジメントのWebサイトでは、出店エリアのマーケティング調査やオーナー向けの研修、店舗物件の手配など、手厚いサポート体制が整っていることをうたっています。コインランドリーの経営ノウハウを持たない個人オーナーにとって、本部のサポートは心強い限りです。とはいえ、実際にどの程度のサポートが受けられるのかは、現時点では明らかではありません。契約後に想定外の費用が発生したり、期待したサポートが受けられなかったりするリスクも考えられます。

 

トリオマネジメントのコインランドリー投資のデメリット

魅力的に見えるトリオマネジメントのコインランドリー投資ですが、デメリットも少なくありません。詳しく解説しましょう。

 

初期投資の金額が大きすぎる

コインランドリー経営の最大のデメリットは、初期投資の金額が非常に大きいことです。トリオマネジメントに限らず、一般的に20坪程度の小規模店舗でも、設備費だけで2,000万円前後かかるのが一般的です。これに建物の建設費や内装工事費、駐車場の整備費などを加えると、トータルの初期投資額は3,000万円~4,500万円にもなります。仮に売上が月25万円の小規模店舗だとしても、店舗取得費以外に1,000万円以上の初期費用が必要になるのです。サラリーマンの副業としては、リスクが大き過ぎるといわざるを得ません。

加えて、洗濯機は減価償却の対象で、法定耐用年数は13年です。となると100% / 13年 =7.7%の年利がないと耐用年数以内には回収できない計算です。

もちろん清掃の人件費や、もろもろの費用を考えると売り上げで年利10%でトントン。表面利回り15%以上は目指したいところですね。

詳細な利益率などの見通しが不明

トリオマネジメントの公開情報では、肝心の利益率に関する具体的な数字は示されていません。コインランドリー経営で最も知りたいのは、初期投資の回収に何年かかるのかといった点のはずです。しかし、トリオマネジメントのWebサイトを見る限り、そうした情報は見当たりません。オーナー候補の不安を払拭するには、利益率などの見通しを具体的に開示することが不可欠です。

コインランドリーは場所や競合店舗の存在によって売り上げが大きく左右されますから、たとえ事例を示されたとしてもそれはあくまで1例。不動産投資のように安定した利回り、というわけではないので、投資というより経営ですね。

コインランドリーという性質上、差別化はかなり難しい業態なので、もし利回りが悪い場合は改善策も結構難しいですよね。

 

ロイヤリティ(月額費用)が分からない

フランチャイズ契約を結ぶ以上、オーナーが本部に対価を支払うのは当然です。コインランドリー業界の一般的な相場は、売上の10%程度とされています。仮に月商100万円の店舗であれば、毎月10万円の固定費用が発生する計算です。しかし、トリオマネジメントの場合、このロイヤリティ(月額費用)がいくらなのかは公表されていません。少なくとも私は見つけられませんでした。。

もし始めるのであれば、ロイヤリティも事業計画に組み込む必要がありますね。

デメリット 投資の側面から見た場合
初期投資が大きい 個人の副業としてはハイリスクで投資としては不向き
利益率などの見通しが不明 初期投資の回収に何年かかるのかが不明なのは投資としては不向き
ロイヤリティ(月額費用)が不明 ランニングコストの計算ができないのは投資としては不向き

 

実際にコインランドリー経営に挑戦した人の口コミ・評判

ここからは実際にコインランドリー経営に乗り出した人の声を見てみましょう。

売上が伸び悩み想定どおりの利益にならないことも

当初想定していた売上に届かず、赤字続きになるケースももちろんあり得ます。経営ですから。特に1~2年目は固定客が少なく、安定した売上を確保できない店舗が多いようですので、創業当初の資金繰りの厳しさは、覚悟しておく必要がありそうです。

 

ビジネスになるのは都心のみという評判が多い

地方の店舗では、売上が伸び悩む傾向が顕著のようで、大規模な設備投資をしたにもかかわらず、十分な売上が見込めないケース、もあるようです。コインランドリーがビジネスになるのは都心部だけという見解もあるため、都市部と地方では、コインランドリーの収益性に大きな差があることを認識しておくべきでしょう。

 

コインランドリー業界を取り巻く状況は厳しい

ここからは視点を変え、コインランドリー業界全体の現状について見ていきます。

光熱費の高騰により利益が目減りする

昨今の電気代やガス代の高騰は、コインランドリー経営者を直撃しています。光熱費はコインランドリーの主要なコストであるため、その増加は利益を大きく圧迫するでしょう。料金改定で対応する店舗もありますが、値上げによる客離れも懸念されます。エネルギーコストの増加は、当面避けられない経営リスクといえるでしょう。

コインランドリービジネスは競合が多く都市部では顧客の奪い合いが続く

日本国内のコインランドリー店舗数は年々増加の一途をたどっており、特に都市部では店舗の乱立が目立ちます。競合店との顧客の奪い合いは激しさを増しており、価格競争に陥るケースも少なくありません。こうした状況下で、店舗経営の経験がないオーナーが新規参入するのは、非常にハードルが高いといわざるを得ません。競合状況をしっかりと調査し、出店計画を練る必要があります。

すでに物件を保有していて、1階部分のテナントが入らない・・・などの土地活用的な意味合いではアリかもしれませんが、、。

インフレの波が押し寄せる

日本円の円安の影響など、ゼロ金利政策の終焉に伴い、インフレの波が押し寄せています。

それに伴い不動産賃料の高騰や、その他経費の高騰が今後続くことが予想されます。

一方、洗濯料金は競合店との兼ね合いで経費と連動して上げることは難しく、頭を悩ませるでしょう。

コインランドリーという業態のため、なかなか他店との差別化が作りづらいことも価格をあげにくい要因と言えるでしょう。

私がコインランドリーに投資しない理由

コインランドリーは経営的な側面が強く、投資家にはまず向いていません。その上、売上で投資額の15%以上は目指せなければ利益が残りづらい計算になっている一方、競合店との差別化が難しいこと、初期投資額が大きすぎることがやはり投資しない理由です。

その上、年利15%ならもっと低リスクに、保険や投資信託、ワンルームマンション投資で目指せる範囲なので、あえて大きなリスクをとって勝負する必要性を感じません。

保険・投資信託・不動産という選択肢も

私が加入している保険であれば、年利換算15%以上出ていますし、投資信託でも複利を聞かせられれば十分に資産形成ができます、しかもローリスクに。

また不動産投資でも、十分すぎる利益を作れます。不動産投資の場合は、資金のレバレッジが効くことも強みになってきますね。

こうしたローリスクの投資でしっかりと利益を積み増しができることを考えれば、ハイリスクなコインランドリー投資をあえてする必要はないかなと思います。

ちなみに私の投資の実績はこちらにまとめてますので、ぜひ読んでください。

投資マニアさわの自己紹介

まとめ

トリオマネジメントのコインランドリー投資は、初期投資が非常に大きいため、ハードルが高いと言えます。

一方、投資というよりは経営であり、近隣に競合店舗ができるなどの理由により、収益性が不透明であることに加え、差別化が難しい業態です。

加えて、コインランドリー業界全体が逆風にさらされている現状では、経営リスクも小さくありません。最近の電気料金の高騰はまさに直撃と言えますね。

上手く回れば、手離れよく利回りも良い案件と言えますが、なかなか初心者が手を出すにはハードルが高いフランチャイズと言えます。

同じような店舗型フランチャイズでも、初期費用が小さく抑えられるのであれば良いですが、コインランドリーは設備費が非常に高額であることが、やはりリスクを高めているように思います。