株式会社TERASS(テラス)の評判は?「やばい」の噂やレインズ戒告処分の実態、エージェント制の仕組みを徹底調査

引用:株式会社TERASS

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投資ドクターさわ

41歳の投資ドクターです。ほったらかしでお金が増える投資が大好物。不動産投資を基盤としています。現在、約30種類の投資を実践し、投資運用総額約6.2億円。年間手取り家賃収入約800万円。金融商品からの配当が年間約200~1000万円前後。現在IT系コンサルティング企業勤務。過去には金融機関や外資系IT企業に勤務。宮崎県出身。1児の父。

 


本記事では、東京都港区に本社を構え、店舗を持たない「不動産エージェント制」の売買仲介サービスを全国展開する「株式会社TERASS(テラス)」について解説していきます。

同社のエージェントから提案を受けたり、気になってネットで検索した際、「評判」「やばい」「仕組み」「上場」といった関連ワードが表示されて、「どんな会社なんだろう?」「本当に信用して大丈夫なのだろうか?」と不安に感じて当記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

当ブログでは、不動産投資をはじめとするさまざまな投資のリアルな実態や、表面的な情報だけでは見えないリスクについてフラットな目線で発信しています。この記事でも、検索結果に現れる言葉の真相や実際の口コミ評判、そして同社の事業特徴からメリット・デメリットまで、客観的な事実に基づいて徹底的に解剖していきます。

ご自身の資産を守るための冷静な判断材料として、ぜひ最後までお読みください。

株式会社TERASSの口コミ・評判まとめ

株式会社TERASSについて調べるにあたり、当ブログでは、Googleマップに投稿された同社に関する口コミデータを精査・集計しました。

確認できた口コミの内訳は以下の通りです。

  • 良い口コミ(星5・星4):202件(星5:187件、星4:15件)
  • 中立の口コミ(星3):0件
  • 悪い口コミ(星1・星2):24件(星1:22件、星2:2件)

具体的な内容を詳しく見ていきましょう。

担当エージェント個人を名指しで評価する高評価の口コミ

星5評価の口コミの多くは、担当したエージェント個人の名前を挙げた上で、対応内容を具体的に記述するスタイルで書かれています。

「常にこちら側の立場に立って、しっかりと時間をかけたサポートをしてくださった。小さな悩みや、細かいお願い、調査依頼など、何度もお願いをしてしまったが、いつも気持ちよく丁寧に、スピード感を持って対応してくださった。」

「土地から自分たちの好きなように建てたいだとか、平屋にしたいだとかの我々の希望を親身に聞いていただき(中略)現地に見に行ったときに、広さや価格などがはまってるからといって無理に勧めてくるなどもせず」

引用:株式会社TERASS|Googleマップ

内容としては、「ヒアリングや資金計画から始めてくれた」「無理に購入を勧められなかった」「エージェントを自分で選べた」といった趣旨の記述が繰り返し登場します。また、「代表のYouTubeを見て利用した」という利用経緯への言及も複数見られました。

低評価は「エージェントの質のばらつき」への不満が中心

一方、星1・星2の口コミで繰り返し登場するのが、担当エージェントごとの対応品質の差に関する不満です。

「エージェントの質によりけりな印象でした。登録して最初にやり取りしたエージェントの方はとても丁寧に対応いただき、これはよいサービスだと思いました。が、その後そのエージェントが辞めてしまい別の方に引き継がれましたが、数回やりとりした後音信不通になってしまいました。」

「もちろん優秀なエージェントもいるが個人事業主の集まりなのでエージェントの質の見極めが肝要。」

引用:株式会社TERASS|Googleマップ

TERASSのエージェントは同社と業務委託契約を結んだ個人として活動するため、対応品質が個人の力量に左右されやすい構造は、高評価・低評価の両方の口コミから読み取れる同社の特性と言えます。

本社サポート体制やトラブル対応に関する指摘

低評価の中には、エージェント個人ではなく、本社側の対応体制に言及するものも確認できました。

「問題対応のカスタマーサービスもWEBのみ。電話も自動対応。(中略)定型フォームに電話希望と伝えても折り返しも無し。」

引用:株式会社TERASS|Googleマップ

さらに、「エージェントに金銭を騙し取られたが会社は責任を取らなかった」「重要な情報を隠されていた」といった、より深刻なトラブルを主張する投稿も少数ながら存在します。ただし、これらの投稿内容の真偽を外部から確認する手段はなく、事実と断定することはできません。

なお、口コミの中には同社が2026年3月に受けた「戒告処分」に言及する投稿もありました。この処分の内容と位置づけについては、記事の後半で詳しく解説します。

株式会社TERASSとは

引用:株式会社TERASS

ネット上の口コミでは高評価と厳しい評価が二極化している株式会社TERASSですが、そもそもどのような組織なのでしょうか。

ここでは、公式情報に基づいた会社概要や事業内容、そして代表者やグループ会社について整理していきます。

会社概要

公式ホームページ等に公開されている基本情報は以下の通りです。

項目 詳細
会社名 株式会社TERASS(英語名:TERASS Inc.)
所在地 東京都港区虎ノ門2-2-1 住友不動産虎ノ門タワー13階 ※2026年5月に渋谷区神宮前への本店移転を発表
電話番号 03-6773-7621
設立 2019年4月
代表者 代表取締役社長 江口 亮介
資本金 13億3,000万円(資本準備金含む)
免許登録許可 宅地建物取引業 国土交通大臣免許(1)第010125号
加盟団体 全国宅地建物取引業協会連合会
拠点 東京・名古屋・大阪・福岡・札幌
会社HP https://terass.com/

参考:Mission, Vision, Key Actions|株式会社TERASS

免許番号のカッコ内が「(1)」である通り、2019年設立の比較的新しい企業です。一方で、支店を複数の都道府県に展開するため、都道府県知事免許ではなく国土交通大臣免許を取得しています。

主な事業内容

株式会社TERASSは、不動産売買仲介を軸とした「不動産エージェントファーム」事業を手掛けています。

同社の中核は、店舗を構えて自社の営業社員が接客する従来型の仲介ではなく、業務委託契約を結んだ個人の「不動産エージェント」が顧客対応を行うプラットフォーム型のモデルです。公式サイトによると、所属エージェントは850名で、大手不動産会社や独立系で経験を積んだ人材が中心とされています。

具体的なサービスとしては、以下が挙げられます。

  • Terass Agent:不動産仲介経験者が個人エージェントとして活動するための支援事業。契約書類の法務チェックや営業支援ツール、集客支援を提供
  • Terass Offer:住宅の購入・売却検討者が匿名で登録し、複数のエージェントから提案を受けられるマッチングサービス
  • Terass Cloud:契約書類のクラウド管理や事務作業の自動化を行う業務管理ツール
  • Loan Checker:100社以上の提携ローンから条件に合う住宅ローンを検索・提案するツール
  • Terass Portal:売主への営業報告を自動化し、いわゆる「囲い込み」を仕組み上困難にする売主向けツール

なお、同社の主戦場は実需(自宅の購入・売却)ですが、業界紙のインタビューでは手数料売上のうち約3割が投資用物件等によるものと報じられており、投資物件の仲介も取り扱っています。

参考:事業一覧|株式会社TERASS
参考:TERASS、不動産エージェント600人超【成長企業インタビュー】|全国賃貸住宅新聞

代表取締役・江口亮介氏の経歴

代表の江口亮介氏は、慶應義塾大学経済学部を卒業後、2012年にリクルートへ入社し、SUUMOの広告営業や中古売買領域のWeb企画を担当。2017年にマッキンゼー・アンド・カンパニーに移り、M&Aを中心とした経営コンサルティングを経験した後、2019年4月にTERASSを創業しています。

2022年にはForbes JAPANの「日本の今年の顔」100人に選出され、2023年からは不動産テック協会理事を務めています。2024年には著書『「本当に家を買っても大丈夫か?」と思ったら読む 住宅購入の思考法』(ダイヤモンド社)を出版したほか、自身のYouTubeやメディア出演を通じた発信も行っており、口コミにおいて「代表のYouTubeを見て利用した」という声が複数見られる背景となっています。

参考:Mission, Vision, Key Actions|株式会社TERASS

株式会社TERASSの特徴

引用:株式会社TERASS

株式会社TERASSの具体的な事業特徴について、公式情報から読み取れる情報に基づいて解説します。

自社物件を販売する「売主」ではなく、仲介専業のエージェント型サービス

投資家として同社を理解する上でまず押さえるべきは、TERASSが自社で開発・仕入れした物件を販売する「売主系」の会社ではなく、市場に流通する物件を探して取引を仲介する「仲介専業」の会社であるという点です。

顧客は担当エージェントに希望条件を伝え、エージェントが市場から物件を探して提案・仲介する形になります。収益は成約時の仲介手数料(宅建業法の上限である物件価格×3%+6万円+消費税の範囲内)で、相談料やコンサルティング料は発生しないと公式サイトに明記されています。

なお、担当するのは同社と業務委託契約を結んだ個人のエージェントであり、雇用された営業社員ではありません。所属エージェントは850名で、顧客は匿名で複数のエージェントとやり取りした上で、実績やプロフィールを確認してから担当を決められる仕組みです。

参考:TERASS|terass.house

投資用・収益物件の取引への対応状況

同社の主戦場は実需(自宅の購入・売却)ですが、業界紙のインタビューでは手数料売上のうち約3割が投資用物件等によるものと報じられています。

ただし、850名のエージェントの得意分野は一様ではなく、実需の住宅を専門とするエージェントもいれば、収益物件の経験を持つエージェントもいるという構造です。投資物件の相談をする場合、どのエージェントに当たるかで対応範囲が変わる点は、同社のサービス構造上の前提として押さえておく必要があります。

参考:TERASS、不動産エージェント600人超【成長企業インタビュー】|全国賃貸住宅新聞

売却時の「囲い込み」を仕組み上困難にするTerass Portal

保有物件の売却、つまり出口を検討する投資家に関わる特徴が、売主向けツール「Terass Portal」です。

不動産売却における「囲い込み」とは、売却依頼を受けた仲介会社が、他社からの購入希望者の問い合わせを遮断し、自社で買主も見つけて両側から手数料を得ようとする行為を指します。売主にとっては売却機会の損失や売却価格の低下につながる問題です。

Terass Portalでは、物件への反響や他社からの内見依頼が自動で売主に通知されるため、エージェントが問い合わせの存在を売主に隠すことが仕組み上困難になります。囲い込みの防止を営業担当者の誠実さに委ねるのではなく、システムで担保しようとする設計です。

参考:事業一覧|株式会社TERASS

株式会社TERASSのメリット・デメリット・注意点

ここまで見てきた公式情報や口コミ評判などを踏まえ、投資家の目線から見た株式会社TERASSのメリット・デメリットを整理します。

株式会社TERASSのメリット

公式情報や事業体制から読み取れる、同社を利用する上でのメリットは以下の通りです。

  • 自社在庫を売り込まれる構造がない
    仲介専業のTERASSには自社在庫がなく、エージェントは市場全体から物件を探して提案する立場です。もちろん、仲介であっても成約しなければ報酬が発生しない以上、成約に向けたバイアスが完全に消えるわけではありませんが、「特定の在庫を売り切る」という構造的な動機がない点は、売主系業者との明確な違いです。
  • 担当者を投資物件の実績で選び、合わなければ変更できる
    エージェントのプロフィールや実績を確認してから担当を決められるため、収益物件の取引経験を持つエージェントを指名するという使い方が可能です。従来型の仲介のように、店舗に問い合わせた時点で担当が固定される形ではなく、複数のエージェントと匿名でやり取りしてから絞り込めます。Googleマップの口コミでも、複数エージェントと接触した上で担当を決めたという利用体験が確認できました。
  • 出口(売却)における囲い込み防止の仕組み
    保有物件の売却時、他社からの問い合わせ状況が売主に自動通知されるTerass Portalにより、囲い込みが仕組み上行いにくくなっています。投資の成否を左右する出口局面で、売却活動の透明性がシステムで担保されている点は、売却の依頼先を比較する際の判断材料になります。

株式会社TERASSのデメリット・懸念点

一方で、投資家として冷静に留意しておくべきデメリットや構造的な注意点も存在します。

エージェントの質のばらつきと、投資対応力が担当者次第である点
口コミの高評価・低評価の双方から読み取れる通り、サービス品質は担当エージェント個人の力量に左右されます。加えて投資家にとっては、そもそも同社の主戦場が実需(手数料売上の約7割)である点も重要です。実需向けの提案力と、利回り・出口・融資まで含めた収益物件の目利きは別のスキルであり、投資物件の相談に耐えるエージェントに当たるかどうかは選び方次第です。

購入後の管理サービスは開始から日が浅く、検討材料が限られる
グループ会社である株式会社TERASS PARTNERSを通じ、同社は2024年1月より投資用不動産オーナー向けの「AI賃貸管理」を開始し、売買から管理までの一気通貫のサポートを掲げています。ただし、開始から日が浅いサービスであり、管理戸数や入居率、管理手数料率といった、管理会社の比較検討に必要な定量情報は本記事執筆時点で確認できませんでした。管理まで任せることを前提に検討する場合は、これらの条件を面談等で確認した上で、既存の管理会社と比較することをおすすめします。

「自社在庫がない」「担当を選べる」という構造は、あくまで提案の入口の話です。仲介である以上、提案された物件の価格や利回りの妥当性をTERASSが保証してくれるわけではありません。担当エージェントの経歴や対応が良くても、物件そのものの収支計画と出口は、自分の基準で精査しましょう。

株式会社TERASSについてよくある質問

株式会社TERASSについて情報収集する際、よく検索されている疑問や不安について、ここまでの記事のおさらいも兼ねて簡潔に回答します。

Q1. TERASSは「やばい」と検索されますが、何か問題がある会社ですか?

A1. 国土交通省や都道府県による宅建業法上の行政処分の記録は確認できませんでした。

一方、2026年3月に業界団体である東日本不動産流通機構から、エージェントへのレインズID貸与を理由とする戒告処分を受けた事実があります。これは行政処分とは異なる業界団体の内部措置ですが、規程違反があったこと自体は同社も認めています。

また、口コミ上の「やばい」に類する不満の多くは、担当エージェントの質のばらつきに関するものでした。会社全体の評価と担当者個人の評価を切り分けて確認することをおすすめします。

参考:不動産エージェント企業が「レインズID貸与」で戒告処分、急拡大する新業態の「課題」|楽待新聞

Q2. 仲介手数料は他の不動産会社より安くなりますか?

A2. いいえ、顧客が支払う仲介手数料は他社と同水準です。

同社が掲げる「75%還元」は、仲介手数料売上のうちエージェント個人が受け取る割合を指す数字であり、顧客への割引ではありません。顧客側の手数料は宅建業法の上限(物件価格×3%+6万円+消費税)の範囲内で設定されます。同社は「同じ手数料でサービス範囲が広い」ことを訴求するポジションを取っています。

Q3. 投資用物件の購入や売却も相談できますか?

A3. はい、可能です。

同社の中心は実需(自宅)の仲介ですが、業界紙の報道では手数料売上の約3割が投資用物件等によるものとされています。ただし、エージェントごとに得意分野が異なるため、投資物件の取引実績を持つエージェントかどうかをプロフィールや面談で確認した上で担当を決めることが重要です。

Q4. TERASSは上場していますか?

A4. 本記事執筆時点で上場しておらず、IPOの正式な発表も確認できませんでした。

2025年7月にシリーズCラウンドで総額31億円を調達しており、資金調達に関するインタビューでは上場を見据えた発言も見られますが、時期等の具体的な計画は公表されていません。なお、官報の決算公告では第6期は純損失2億7,995万円と公告されており、現在は先行投資による拡大フェーズにあると考えられます。

株式会社TERASSのまとめ

引用:株式会社TERASS

これまでの調査データ、客観的な公式情報、そして実際の口コミを総合し、投資家目線から見た株式会社TERASSの総評をまとめます。

  • 店舗を持たず、業務委託の個人エージェント約850名が顧客対応を行う「不動産エージェント制」の仲介会社であり、Googleマップの口コミ226件のうち約9割が星5評価である一方、星1評価も22件存在し、その内容はエージェントの質のばらつきと本社サポート体制への不満に集中している。
  • 顧客が担当者を実績・専門性で選べる仕組みや、囲い込み防止ツール、契約書類の法務チェック体制など、取引の透明性を高める設計を持つ。顧客が支払う仲介手数料は他社と同水準である。
  • 2026年3月に東日本不動産流通機構からレインズID貸与を理由とする戒告処分を受けた。これは宅建業法上の行政処分ではなく業界団体の内部措置であり、行政処分の記録は確認できないが、規程違反の事実は同社も認めている。
  • 2025年7月に総額31億円のシリーズCラウンドを実施した一方、第6期決算は純損失2億7,995万円と公告されており、先行投資による急拡大フェーズにある。上場は現時点で未定。

不動産投資の成功は、「誰をパートナーに選ぶか」で決まる側面も少なくありません。担当エージェントの実績や相性だけでなく、紹介される物件の収益性や出口戦略まで冷静に検討することをおすすめします。

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こちらのページにこれまでの投資実績を掲載しているので、あわせて読んでみてください。

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