オープンマネー投資版の評判口コミは?会員同士で資産状況を共有できるサービスの3つの懸念要素

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投資マニアさわです。

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投資マニアさわ
41歳の投資マニアです。ほったらかしでお金が増える投資が大好物。不動産投資(ワンルームマンションが特に好き)を基盤としています。投資運用総額約6億円。年間手取り家賃収入約800万円。現在IT系コンサルティング企業勤務。過去には金融機関や外資系IT企業に勤務。宮崎県出身。1児の父。

本記事では、個人資産に関する情報をよりオープンにすることをコンセプトとしたサービス「オープンマネー投資版」について詳しく解説します。

同サービスは「株式会社JUKKI」が運営しており、すでに数億円規模の資金調達に成功しているそう。サービスローンチから4年程度で会員数10万人、口コミ件数は15万件を獲得しており、注目度が高まっているサービスと言えるでしょう。

ただ、このサービスには以下のような懸念要素があり、費用対効果や将来的なリスクの観点から少し慎重に検討した方が良いかなと思います。

  • 無料登録は提携サービスの加入か資産状況の提供が必要
  • 無制限利用には月額1,650円の会費が発生
  • 資産状況のデータベース化で不要な営業をかけられるリスクがある

本記事では、企業情報や口コミなどをベースに、同サービスが抱える3つの懸念要素を詳しく解説します。これからサービスの利用を考えている方や、同年代の資産状況を知りたい方はぜひ参考にしてください。

オープンマネー投資版とは

参照:openmoney

オープンマネー投資版を運営する株式会社JUKKIは2013年創業の企業で、2020年から同サービスを展開しています。

公式サイトを見る限り小規模組織という印象ですが、資金調達に2度成功しているだけあって、資本金は2億円を超えています。なお、その他のサービスについては確認できませんでした。

まずは、そんな同社の会社概要と事業内容を見ていきましょう。

会社概要

オープンマネー投資版を運営する株式会社JUKKIの会社概要は以下のとおりです。

商号 株式会社JUKKI
所在地 〒151-0053
東京都渋谷区代々木5-7-5 PORTAL POINT Yoyogi-Koen 505
連絡先 記載なし
設立 2013年9月17日
資本金 2億6211万円(資本準備金含む)
代表者 杉山 翔

サービス内容

オープンマネー投資版は会員の資産状況や家族構成、経歴などを収集し、プラットフォーム内で情報共有するサービス。

具体的な料金プランは以下の通りとなります。

会員条件 利用可能期間
有料会員 月額1,650円
年額9,900円
無制限
無料会員(レポート) 資産状況に関するレポート提出(審査制) 365日間
無料会員(サービス登録) 提携サービスに登録して規定の利用条件をクリア サービスによって異なる(最短30日)

同サービスを利用するには特定の条件を満たさなければならず、条件達成による無料登録に関しては、登録したサービスの利用の意思がないと判断された場合、無料会員資格を取り消される旨が明記されていました。

設定された条件などからも、有料会員の会費に加えて、サービス登録による紹介報酬を収入源の一部としていることは明白でしょう。正直なところ、他人の資産状況やコラムを閲覧するための対価として妥当かどうかは少し疑問が残ります。

なお、同サービスは「給与版」も展開されており、こちらは会員同士で所属企業の年収水準などを共有できる仕組みです。

オープンマネー投資版が注目される3つの理由

オープンマネー投資版が注目を集める理由としては、以下3つが考えられます。

  1. 投資家の資産状況をオープンにするという目新しさ
  2. 総額1.5億円の資金調達に成功している
  3. 「給与版」で企業の年収・給与制度も閲覧できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.投資家の資産状況をオープンにするという目新しさ

オープンマネー投資版は、会員同士で資産状況や家族構成、経歴などを共有するサービスです。これまでお金に関する個人情報に対して閉鎖的になりがちだった日本人にとっては、比較的新しさを感じるコンセプトかもしれません。

また、コラムでは金融知識も学習できるため、ある程度初心者も意識した間口の広いサービス設計になっているようです。

ただ、投資版の公式サイトを見る限り上記2点以外に目ぼしいサービスは見受けられず、少なくとも現状は他人の資産状況などを参照するのがメインのプラットフォームと考えてよいかと思います。

話題性に目がいきがちですが、サイトのデザインもかなりシンプルで、コラムの更新も2022年でストップしているなど、サービス自体はそこまで充実しているわけではないようです。

2.総額1.5億円の資金調達に成功している

オープンマネー投資版を運営する株式会社JUKKIは、2024年に1.5億円の資金調達に成功したよう。企業やサービスの将来性、他サービスとのシナジーが見込まれての結果と言えるでしょう。

サービスローンチからわずか4年で登録者数10万人、口コミ数15万件というスピーディーな成長ぶりも、資金調達の成功に寄与しているように思われます。

ただ、これらの調達資金はマーケティングと人員体制強化に用いられるそうで、具体的な新規サービスの拡充などは発表されていませんでした。

多額の資金調達に成功し、会員数が豊富であったとしても、それだけで良質なサービスと決めつけるのはどうかと思います。そもそも大切なのは資金力や会員数ではなく、価格や利用条件に見合ったサービスかどうかです。

3.「給与版」で企業の年収・給与制度も閲覧できる

株式会社JUKKIは「オープンマネー給与版」というサービスも運営しています。

企業の給与水準をオープンにするのが主な趣旨であり、公式サイトを見たところ具体的な企業名や会員の年齢まで詳細に情報を公開しているようです。

無論、投資版と同じく会員登録には諸条件がありますが、こちらはSNSで比較的詳細な情報を発信しているので、興味がある方はチェックしてみてください。

オープンマネー投資版が抱える3つの懸念要素

オープンマネー投資版の概要を把握したところで、次は3つの懸念要素を具体的に確認していきたいと思います。

  • 費用対効果に疑問が残る
  • 無料登録も提携サービスの加入が必要かつ期間限定
  • 将来的に投資商材の営業をかけられる可能性がある

結論から言うと、同サービスは費用対効果に少々疑問が残り、将来的に不要な営業が増加することも考えられます。実態とリスクを正確に知るためにも、詳しく見ていきましょう。

1.費用対効果に疑問が残る

オープンマネー投資版を無制限に利用するには1,650円の月会費が発生し、ディスカウント(割引)がある年払いでも9,900円と決して安くはありません。

先ほど触れた通り、同サービスは他人の資産状況の照会がメインとなるため、実質的な利用価値としては「自分の経済的な立ち位置が把握できる」という一点。これだけのために上記のコストを負担する妥当性については慎重に判断すべきでしょう。

また、コラムの本数はそれなりに豊富ですが、いずれも一般的なWebメディアと大差ないか、それ以下の情報といった印象。更新も2022年でストップしており、鮮度の高い情報には期待できません。

コラム自体は無料で閲覧できるので、有料会員へ登録する前に目を通してみるとよいでしょう。

2.無料登録の条件が厳しい上に期間限定

先に少しふれたとおり、オープンマネー投資版は「資産状況のレポート提出」か「提携サービスへの登録」などのサービス側で定められた条件を満たすことで無料登録が可能です。ただ、それぞれ利用期間が定められており、無制限に情報を閲覧できるわけではありません。

なお、レポート提出は一見ハードルが低そうですが、思いのほか詳細に書き込む必要があり、審査制なことに加えて利用期間は1年間と定められています

提携サービスはFPの無料相談や不動産サイト、転職エージェントなどが名を連ねており、いずれも不要な方にとっては煩わしい営業が増加するものばかりなように思います。

無論、それを避けたいなら資産状況を提供するか有料登録する他ないので、どちらにせよ同サービスに利があるように作り込まれている印象です。

3.将来的に投資商材の営業をかけられる可能性がある

オープンマネー投資版を利用するには、有料・無料問わず連絡先や資産状況を教えなければなりません。

ここからは多少推測も含みますが、こうしたサービスに会員登録すると運営側に資産状況をデータベース化され、企業向けの広告セグメントで営業メールが頻繁に来るようになるリスクがあります。すでに同社は無料登録を引き合いに複数の投資系サービスを勧めてきており、この点からも警戒しておくに越したことはないでしょう。

なお、この手の経路で営業している業者は集客のための広告に多額の費用をかけている傾向があります。そうなれば当然物件価格にも広告費が乗ってくるわけですから。。投資家としては好ましい業者が少ないのではないでしょうか。

以上のことから、同サービスに会員登録した場合、個人情報を提供するだけでなく、不本意なサービス登録や会費を支払った結果、粗悪な業者からの営業まで増える、という事態に陥るのが目に見えています。果たしてそこまでして利用する価値のあるサービスなのか、という部分はよく考えるべきでしょう。

自分で判断できなければ、わたし投資マニアさわにLINEしてください。第三者の視点から厳しく評価します。

オープンマネー投資版のクチコミ・評判

オープンマネー投資版と株式会社JUKKIをリサーチしたところ、参考になりそうな口コミは見受けられませんでした。

同サービス自体はローンチから4年程度しか経っていませんが、運営会社は創業から10年以上が経過しています。にも関わらずGoogleに一件も口コミがあがっていない点は少し気になりました。

ただ、これだけで同サービスが良いとも悪いとも判断できないので、先ほど触れた費用対効果なども含めて総合的に判断してみてください。

オープンマネー投資版についてよくある質問

オープンマネー投資版について、よくある質問を抜粋しました。

オープンマネー投資版は無料で利用できる?

同サービスは、所定の条件を達成することで無料でも利用できますが、詳細な資金状況レポートを提出した場合は1年間、提携サービスに登録した場合は最短30日の利用期間が定められています。なお、提携サービスの利用意思が見受けられない場合は資格の剥奪もあるとのことです。

有料プランなら無制限で利用できるものの、費用対効果については検討の余地ありかと思います。

オープンマネー投資版が注目される理由は?

同サービスは比較的閉鎖的であった日本人の資産状況をオープンなものとする真新しさがあり、数億円単位の資金調達にも成功しています。これらが注目度や信頼性に繋がり、実際に2024年時点で10万人の会員を獲得しています。

ただ、無料・有料の内訳は示されていないことから、期間限定の会員も一定の割合で存在することが予想されるため、この数字だけを鵜呑みにするのは要注意です。

オープンマネー投資版のSNSは?

インスタグラムやXアカウントを運営しており、Xでは2万人近いフォロワーを獲得しています。ただ、現在は給与版の内容がメインのようです。

オープンマネー投資版のまとめ

今回は、株式会社JUKKIが運営する「オープンマネー投資版」の概要やクチコミ・評判、3つの懸念点などを解説しました。

同サービスはローンチから間もないながら、日本人にとって目新しいコンセプトや資金調達の成功実績から、すでに10万人規模の会員を誇っています。

華々しい実績の一方で、以下のような懸念もありそれだけで会員登録するのはおすすめできません。

  • 他人の資産状況を見るだけで月額1650円かかる
  • 無料登録は期間限定かつレポート提出かサービス提携が必要
  • 将来的に投資商材の営業メールなどが増える可能性がある

オープンマネー投資版を無制限で利用するにはそれなりに高額な会費がかかり、無料で利用したい場合は提携サービスへの登録や詳細な資産状況レポートの提出といった、ややハードルの高い条件の達成が求められます。

加えて無料会員は利用期間が定められているので、サービス内容の割に利用者の負担が大きすぎるのではないか、というのが正直な印象です。また、こういったサービスの場合、提供した資産状況などをデータベース化され将来的に広告頼りの業者の投資商材を営業されるリスクもあります。

つまり、他人の資産状況を閲覧するだけで求めていない営業が増えるパターンもあり得るわけですから、わざわざ会費の支払いやサービス提携をしてまで会員になる妥当性については、よく考えた方が良いかなと思います。

オープンマネー投資版についてより詳しい見解が知りたいなら、わたし投資マニアさわに連絡してください。フラットな目線から率直な意見を伝えます。こちらのページに私の実績などを掲載しているので、ぜひ読んでみてください。

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