投資マニアさわによるおすすめファンド

現在日本では約6,000本の投資信託が販売されています。運用を始めようと思っても、どうやってファンドを選べばいいか分からないという方も多いかもしれません。この記事では投資マニアさわのおすすめのファンドを紹介していきます。また記事の後半では投資信託以外のおすすめの運用商品についてもお伝えしています

投資信託

投資信託の主な投資先は「株式」「債券」「REIT」の3つです。これらはそれぞれリスクやリターンの大きさが違うため、ファンドを選ぶ際は自身のリスク許容度や運用期間などの投資意向によってファンドを選定しなければいけません。ここでは投資信託の種類別におすすめのファンドを紹介します。

株式型投資信託

まず最初に株式型投資信託のおすすめファンドを紹介します。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

投資の初心者はインデックス投資を選ぶと良いと聞いたことがあるかもしれません。これはインデックスファンドはアクティブファンドに比べ運用コストが抑えられることと、目標とする指数に連動して動くため初心者の方でも値動きを追いやすいためです。このファンドはアメリカの代表的な指数であるS&P500指数に連動することを目標とする商品であり、このファンドを通して米国市場全体に投資をすることが出来ます。また購入手数料・信託財産留保額はかからず信託報酬は0.0938%程度と運用コストが抑えられていることも魅力のひとつです。

コロナショック以降かなりの資金が流入しており、2021年10月現在の純資産総額は318,840百万円となっています。

債券型投資信託

債券型投資信託は株式型投資信託に比べリスクを抑えた運用を行うことが出来ます。株式投信ほどリスクを取りたくない方や、リバランスを考えている方におすすめのファンドを紹介します。

ニッセイ外国債券インデックスファンド

このファンドはFTSE世界国債インデックスに連動する投資成果を目指したファンドであり、日本を除いた世界主要国の国債に投資を行っています。

直近1年の基準価額は3.7%の上昇となっており株式ファンドほどのリターンは得られませんが、「預金に置いておくよりは少しでも運用利益が出たらいいな」というニーズの方にはおすすめのファンドです。また購入手数料・換金手数料がかからないというのも大きなメリットといえるでしょう。

REIT型投資信託

REIT型投資信託とは投資家から集めた資金で不動産に投資をする投資信託のことをさします。不動産の家賃収入があることから比較的運用が安定していると言われています。

eMAXIS Slim 先進国リートインデックス

このファンドはS&P先進国REITインデックスに連動した投資成果を目指すファンドであり、MUAM G-REITファンドをマザーファンドとしています。

2019年10月31日(木)に設定された比較的新しい商品です。REIT型投信はこれまで分配金の高さが特徴とされていましたが、この商品はこれまで分配金が出されていません。(2021年10月現在)分配金が一概に不要というわけではありませんが、特別分配(元本払戻金)のような仕組みはこれから資産形成を行う若年層にとっては必要がないといえるでしょう。

「REIT型投信の保有を考えていたけど、分配金がネックだった」という方にはおすすめのファンドです。

EB債(他社株転換可能債)

投資信託での運用に慣れてきた方には、EB債での運用も検討されることをおすすめします。ここからはEB債のメリット・デメリットについて紹介します。EB債とはEB債とは他社株転換可能債とも呼ばれるもので、対象の株式の値動きによっては償還時に償還金ではなく株式が交付される仕組みとなっている債券です。投資信託に比べ少々仕組みが複雑であるため、メリットデメリットについてよく理解することが必要となります。

メリット

EB債は比較的高い金利が設定されていることが魅力のひとつです。近年国内の社債や国債では金利が取れなくなっていることから、EB債での運用に注目が集まっています。またEB債は債券であるため、購入時に定められた条件を下回らなければ償還時に元本が償還されることも特徴といえます。

デメリット

EB債では契約時にノックイン価格早期償還条件が定められています。運用期間中にノックイン価格に達した場合は償還時に元本を大きく下回る可能性があるため、ノックインの水準には注意をしなければいけません。また株価の上昇によって早期償還水準に達した場合は満期を待たずして償還を迎えることもあり、その場合は残りの期間の利息を受け取ることは出来ません。

オフショアファンド

ファンド規制や税制の緩やかな地域に設立される(ファンドの籍を置く)ファンドの総称。オフショア(Off-Shore)を直訳すると「海外」「陸から離れた(沖)」ということになりますが、国内居住者(=国内投資家)向けのファンドがオンショアファンド(On-Shore Fund)であるのに対して非居住者向けに(海の向こうで)設定される投資信託であることから、オフショアファンド(Off-Shore Fund)と呼ばれています。オフショアファンドは、ケイマン諸島やバミューダ諸島などの租税回避地(タックスヘイブン)に設立されるケースが一般的です。※参照:SMBC日興証券/初めてでもわかりやすい用語集 https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/o/J0236.html

特徴としては、過去10年来のリターンで10%以上のファンドが多く存在し、日本国内の証券会社、銀行、外資系金融機関からは、海外のオフショアファンドは案内されない。統計で言うと世界で流通しているファンドの数は、約65,000本、それに対して日本国内は2020年時点で5,913本と世界の10%以下となる。※参照:一般社団法人投資信託協会/投資信託の世界統計

ファンドの選び方

ここまで投資信託のファンドの選び方やEB債での運用について紹介してきました。ファンドにはそれぞれ特徴があり、自身のリスク許容度や運用期間などの投資意向と照らし合わせて選ぶ必要があります。また年齢やライフイベントに合わせて定期的にリバランスを行うとよいでしょう。

それでは今回はこの辺で!