株式会社ラピスラズリの評判・口コミ情報まとめ｜再建築不可物件や事故物件をメインに扱う不動産会社

こんにちは！
投資マニアさわです。

今回は、再建築不可物件やボロ屋、事故物件などの取扱いに特化した、「株式会社ラピスラズリ」の特徴や企業概要、口コミ・評判を解説します。

同社は一般的に買い手がつきにくい物件の売却を手がけており、自社買取も行っているようです。対応エリアも関東全域と比較的幅広いようなので、同社に興味を持っている方も多いでしょう。

そこで本記事では、同社の事業内容や評判などをもとに、フラットな目線から解説していきます。できる限り安価で投資物件を購入したい方や、すでに同社から営業を受けている方は、ぜひ参考にしてください。

株式会社ラピスラズリとは

参照：lapis-estate

株式会社ラピスラズリは神奈川を拠点に活動しており、通常は買手がつきにくい何らかの問題を抱えた物件を専門的に扱っています。事業をスタートしたのは令和1年とのことなので、まだ運営実績は若いです。

ここからは、そんな同社の会社概要と事業内容をより詳細に確認していきます。

会社概要

株式会社ラピスラズリの会社概要は​​以下のとおりです。

主な事業内容

株式会社ラピスラズリの主な事業内容は以下のとおりです。

• 不動産買取（特に事故物件などに注力）
• 不動産売買仲介
• 任意売却
• 相続関連のコンサルティング　など

同社は不動産売買仲介の他、自社での買取、コンサルティングなども手がけているようです。全体的に、特定の問題を抱えた物件の取扱いや、相続時のトラブル対応などに特化している印象でした。

同社に賃貸管理まで依頼可能かは確認できませんでした。実際に収益物件を運用する際はほぼ必須と言っても過言ではないので、対応していない場合は管理のみ他社を検討する必要があります。

株式会社ラピスラズリの3つの強みや特徴

株式会社ラピスラズリの特徴としては、以下の3つが挙げられます。

1. 再建築不可物件・事故物件・ボロ屋などを扱っている
2. 関東全域に対応している
3. 買取も依頼できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.再建築不可物件・事故物件・ボロ屋などを扱っている

株式会社ラピスラズリは、再建築不可物件や事故物件、ボロ屋といった何らかの問題を抱える不動産に対応している点を強みとしてアピールしています。

ちなみに、再建築不可物件とは「建築基準法における接道義務を満たしていない土地」を指します。具体的には、道路に接する距離が2m未満であったり、自治体が規制する形態に合致しなかったりする土地が挙げられます。

建築確認申請が必要な工事*は原則不可とされているので、仮に物件が老朽化しても、大規模な建て替えはまず行えません。
*「壁・柱・床・梁・屋根・階段」といった主要構造部の2分の1を上回る工事など

ただ、上記のデメリットがあることから、通常相場より安く販売されるのが一般的であり、ほぼ同条件であっても数百万円規模の差が発生するケースもあります。

たとえば、以下は東京の人気エリアである神楽坂の物件となります。

【再建築不可物件　神楽坂駅徒歩5分】

参照：suumo

【神楽坂駅徒歩13分】

参照：suumo

築年数、間取りに若干の違いはありますが、再建築不可の物件は神楽坂駅徒歩5分というかなりの好立地であるにも関わらず、1,000万円以上安いことが分かるでしょう。これだけ見れば、かなりお得感があるようにも思えますね。

しかし、やはり建て替えや大規模なリフォームができないというのは大きな懸念要素と言わざるを得ません。通常のリノベーション程度なら可能ですが、柱や梁は老朽化していく一方なので、木造建築の場合、耐久性が著しく下がります。

また、その他の出口戦略も非常に練りにくいことから、初心者は基本的に通常の物件を選んだ方が良いでしょう。無論、事故物件も同様であり、ボロ屋も修繕コストなどで高くつくリスクがあるため、積極的におすすめすることはできません。

2025年4月に施行が予定されている建築基準法改正の影響も無視できません。再建築不可物件はただでさえ出口戦略が立てづらいのに、今後は売却やリフォームの自由度がさらに下がる可能性があります。さらに資産価値が低い物件は、金融機関からも厳しい目で見られ、高金利のローンを組まされるケースも少なくありません。

2.関東全域に対応している

株式会社ラピスラズリは、神奈川、千葉を始めとする関東全域の不動産を扱っているようです。比較的対応エリアは幅広い印象なので、選択肢の豊富さを重視する方にとっては重宝するかもしれません。

ただ、公式サイトを見た限り、過去の販売実績などは掲載されていないため、具体的にどんな物件を扱っているかは確認した方が良いでしょう。

また、もし検討するのであれば東京23区を中心に探すのがおすすめです。千葉や神奈川などはたしかに安価な物件が多いものの、東京に比べて総人口が少ない傾向にあります。

実際に2024年時点の人口を調べたところ、東京と千葉では2倍以上の開きがありました。

当然ながら、人口が多い方が入居率が高まり、出口戦略も練りやすくなるでしょう。再建築不可物件や事故物件はそもそも運用の難易度が高いので、少しでも有利な環境を選ぶことが大切です。

3.買取も依頼できる

株式会社ラピスラズリは不動産の売買仲介だけでなく、自社買取も行っているようです。再建築不可物件や事故物件は運用しにくいデメリットがあるため、相続して手に余っているなどの場合は、相談してみても良いかもしれません。

ボロ屋も買い取っているようですが、土地の資産価値によっては更地にして売買仲介を依頼した方が利益が得られる可能性もあります。

買取はスピーディーに現金化できますが、しっかり物件をリサーチして、適切な手法を採用しましょう。

生命保険代わりと言われたら要注意

同社から営業を受ける中で、もし「不動産は生命保険代わりになる」と提案された場合は、注意した方が良いでしょう。

これは、ローンを組む際に加入する「団体信用生命保険（団信）」を指しています。団信はローン返済中にオーナーに万が一のことがあっても、保険会社がローン返済を保障してくれる仕組みであり、たしかに生命保険のような役割を持っています。

しかし団信はローン返済中しか利用できないため、生命保険とは似て非なる商品です。

不動産投資は万が一の備えを作るためのものではなく、利益が目的ということを心がけ、高利回りとリセールバリューが得られるように運用しましょう。

株式会社ラピスラズリのクチコミ・評判

株式会社ラピスラズリをリサーチしたところ、まだ口コミは寄せられていないようでした。同社は創業から数年程度しか経過していないため、少し時間が経てば投稿が貯まるかもしれません。

もしすぐに同社の実態が知りたい場合は、実際に営業へ問い合わせてみるのもおすすめです。

株式会社ラピスラズリについてよくある質問

ここからは、株式会社ラピスラズリに関するよくある質問を紹介していきます。

株式会社ラピスラズリの販売実績は？

株式会社ラピスラズリの公式サイトを見る限り、過去の実績は確認できませんでした。現状販売している物件も掲載されていないようなので、直接同社に問い合わせてみてください。

賃貸管理は依頼できるの？

株式会社ラピスラズリが賃貸管理を行っているかどうかは判断できません。提携業者などを紹介してもらえる可能性はありますが、具体的なプランなどが合わないことも考えられるため、あらかじめ自分でも複数の業者をピックアップしておくと良いでしょう。

再建築不可の注意点は？

再建築不可の物件は販売価格が安い反面、建築確認が必要な工事が行えません。そのため、柱や梁などの基礎部分は劣化していく一方であり、あまりに築年数が経過した木造物件は倒壊のリスクも考えられるでしょう。

また、そもそも買い手がつきにくく、出口戦略の選択肢が少ない点も考慮すると、初心者にはおすすめしにくい物件と言えます。

株式会社ラピスラズリのまとめ

本記事では、株式会社ラピスラズリの特徴や口コミ、提供しているサービスの内容などを詳しく解説しました。

同社は神奈川を始めとする関東全域に対応しており、再建築不可物件や事故物件などを扱っているようでした。売買仲介だけでなく、買い取りも行っているそうなので、出口戦略として利用できるかもしれません。

ただし、賃貸管理を行っているかは確認できなかったので、管理の部分は他社を検討する他ないでしょう。もし同社から紹介されても鵜呑みにせず、プランや料金をよくチェックして、自分に合った業者を選んでみてください。