日本再生GAMEプロジェクトの評判口コミは?ゲームで社会貢献を謳う投資案件

こんにちは、さわです。

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投資マニアさわ
41歳の投資マニアです。ほったらかしでお金が増える投資が大好物。不動産投資(ワンルームマンションが特に好き)を基盤としています。投資運用総額約6億円。年間手取り家賃収入約800万円。現在IT系コンサルティング企業勤務。過去には金融機関や外資系IT企業に勤務。宮崎県出身。1児の父。

日本再生GAMEプロジェクトは、株式会社SENECAが提供する投資商品で、アプリゲームの開発費用に1口100万円から投資できるというものです。年間10%の固定利回りや2年後の元本返還など、耳障りの良い条件がうたわれており、サイトにも「投資」と記載されていますが、実態は投資ではないなど様々な疑問点や注意点があります。この記事では、日本再生GAMEプロジェクトの概要やメリット・デメリットを詳しく解説するとともに、より安心してゲーム業界に投資する方法についても紹介しましょう。

ゲームで社会貢献 日本再生GAMEプロジェクトとは

まず、日本再生GAMEプロジェクトの概要について解説します。

アプリゲームの開発費用への投資

日本再生GAMEプロジェクトは、株式会社SENECAが提供する投資商品です。1口100万円を投資すると、その資金はアプリゲームの開発費用として使われるため、投資家は間接的にアプリゲームの開発をサポートする形になるそうです。ゲームファンの中には、自分の好きなジャンルのゲーム開発や、日本のゲーム業界を応援したいと考える人もいるでしょう。日本再生GAMEプロジェクトは、そんな想いを投資に繋げるための仕組みといえます。

ただ、、、先に結論から言ってしまうと、ゲーム業界を応援したいならすでに上場されてるゲーム会社への投資の方が良いと思います。同社を通して日本を再生するようなゲームが生まれる印象を持てませんでした。

固定利回り10%

日本再生GAMEプロジェクトでは、年間10%の固定利回りをうたっています。つまり、投資から1年後に元本の10%が配当として振り込まれるということです。また、2年の短期投資で、2年後には元本が返還されるそうです。年10%固定で2年後に元本も返還されるなら、かなり高利回り案件ですね。

少々話がおいしすぎるようにも感じます。

株式会社SENECAはゲームで社会貢献をスローガンにしている

日本再生GAMEプロジェクトを提供する株式会社SENECAは、『仮想空間(メタバース)の中にIPの世界を作り上げる』『ゲームを文化に』『ゲームで社会貢献』をスローガンに掲げるゲームアセットマネージメント会社です。アプリゲームの運用や管理を手掛けており、ゲームの力で社会に貢献することを目指しているようです。しかし、同社は2022年10月に設立されたばかりの新しい企業であり、実績や信頼性については未知数といえます。

そもそもメタバースも全然流行ってないですし、具体的に強いIPとのコラボレーションが発表されているわけででもありません。

スマホゲーム業界は博打業界

最近のスマホゲーム業界は、数億〜数十億円もの開発費をかけて開発し、当たるか当たらないかの博打を打つような構図が常態化しています。

モンスターストライクで有名なMIXIも、さまざまなゲームを開発しているものの、そのほとんどがサービス終了の憂き目にあっています。パズドラで一世を風靡したガンホーも、パズドラ以降のビッグタイトルは作れていません。

最近ではFF7のIPを活用したスマホゲームもサービス終了になってしまうなど、強いIPを使ったとしてもゲーム自体が人気になるかは未知数です。

このようにスマホゲームの一時代を築き上げたようなタイトルを保有する企業でさえ、その次を担うゲームタイトルを作れていません。それに加え、ユーザーの目はどんどん肥えてきており、今や1ゲームの開発費用も数十億円まで膨れ上がっています。

そのような環境の中で、2022年設立の同社がどの程度の再現性を持ってゲームを作れるのか、正直懐疑的な印象です。

逆に言えば年利10%くらいじゃないと誰も投資しないほど、ハイリスクな業界という見方もできますね。

日本再生GAMEプロジェクトの特徴

利回りが固定である

日本再生GAMEプロジェクトの大きな特長は、年10%の固定利回りで還元率が高い点です。株式会社SENECA独自のスキームにより、ゲームを1本開発すると1年間で開発費用が回収できるため、高い還元率を実現できるとの説明がWebサイトに掲載されています。

ここで気になる点が二つ。

まず年利10%というと銀行融資よりも明らかに高い金利です。ということは、同社は銀行から融資を引けなかったのでしょうか。

二つめは、1年間で開発費用を回収できるという謳い文句。

前述したように、スマホゲームは0か100かの博打の世界です。1年間で開発費用が回収できるという前提が、そもそも腑に落ちません。

元本が償還される

日本再生GAMEプロジェクトでは、1年後に1回目の利益還元があり、2年後に2回目の利益還元と併せて元本が償還されるとうたっています。つまり、投資から2年後には必ず元本が戻ってくるため、元本割れの心配がないとのこと。

どんなことにも言えますが、リスクとリターンは比例します。10%という高い利回りがあるなら、高いリスクがあるということです。一般的には。

契約後の運営状況がレポートされる

日本再生GAMEプロジェクトでは、契約後の運営状況がメールで定期的に報告されるとのことです。

まあお金を出しているので当然のことと言えるでしょう。

個人的にはかなり懐疑的な案件なので、運営状況は見てみたい気持ちはあります。

 

日本再生GAMEプロジェクトの懸念点

契約形態は金銭消費貸借契約

日本再生GAMEプロジェクトは、金銭消費貸借契約での資金提供になるそうです。つまり、法的には投資家がSENECAに100万円を貸し付け、SENECAはそれを2年後に利息とともに返済するという契約関係になるとのこと。投資ではなく、貸付という形を取ることで元本を保証するようです。

個人的な経験上、こういう謳い方をしてきた案件が見事に蒸発していく姿を目の当たりにしてきました。。同案件が必ずそうとは言いませんが、金銭消費貸借契約=元本が保証されるという図式は成り立たないように感じます。

途中解約できない

日本再生GAMEプロジェクトでは、途中解約ができない点にも注意が必要です。つまり、いったん契約してしまうと2年間は資金が拘束され、2年間は投資資金を引き出すことができないということです。急にまとまったお金が必要になったときなどに備え、投資には流動性があることが望ましいのが一般的です。その点、日本再生GAMEプロジェクトは流動性が乏しい商品といえるでしょう。

 

Webサイトの内容が薄いと感じる

株式会社SENECAのWebサイトを見ると、会社情報として社名、所在地、連絡先、設立、代表者名程度しか記載がなく、事業内容や業績などについての具体的な説明がほとんどありません。

 

ランディングページの内容に疑問が残る

日本再生GAMEプロジェクトのランディングページには、「1作品当たりの開発コストを3~4千万円に抑えることにより、超短期で投資回収が可能」といった説明がありますが、本当にそれだけの利益をあげられるビジネスモデルなのであれば、銀行などの金融機関から事業資金を調達するほうがはるかに合理的です。

もし銀行が融資をしないと判断した案件なのであれば、それだけハイリスクハイリターンな案件だということもできますね。

リスクとリターンは比例しますから、リスクを許容できる人だけ、投資することをお勧めします。

 

日本再生GAMEプロジェクト以外でゲームに投資する方法

ゲーム業界の発展に投資を通じて貢献したいと考える人に向けて、日本再生GAMEプロジェクト以外の投資方法をいくつか紹介します。

 

eスポーツに関連する投資信託を購入する

ゲーム業界への投資といえば、近年はeスポーツ関連の投資信託も増えています。例えばiFreeActive ゲーム&eスポーツなどの投資信託を購入することで、日本を含む世界のゲームおよびeスポーツ関連株式に分散投資することが可能です。投資信託なら、100円から購入できるため、少額からお手軽に始められるのも魅力。日本再生GAMEプロジェクトのように100万円からというような高いハードルもありません。

 

国内のゲーム関連企業個別株への投資

最新技術を取り入れたゲームの開発が進む中、ゲーム関連企業の株式は市場からも高い注目を集めています。例えば、次期ゲーム機の発表が予定されている任天堂や、超人気シリーズ「モンスターハンター」の最新作をリリースするカプコンなどは、有望な投資先として個人投資家にも人気です。国内のゲーム関連企業の個別株に投資することは、日本のゲーム業界を応援するという面もあり、一つの選択肢となるでしょう。

 

海外のゲーム関連株を含む投資信託を購入する

日本国内だけでなく、海外のゲーム関連企業への投資もおすすめです。例えば、グラフィックスボードで圧倒的なシェアを誇るNVIDIA社は、ゲーム業界にとって欠かせない存在。そんなNVIDIA社に投資できるファンドを選ぶのも、ゲームへの投資といえるでしょう。iFreeNEXT FANG+インデックスやeMAXIS NASDAQ100インデックスであれば、NISA枠を活用して購入することも可能です。

 

私が同案件に投資しない理由

リスクとリターンが合っていないと感じる

私なら同案件への投資は見送ります。理由の一つ目は、利回り10%という点です。先ほども述べましたが、ゲーム業界は非常に博打要素が強い業界になってきています。ユーザーの目は非常に肥えてきており、大手の肝入りの新タイトルでもコケることなんて日常茶飯事です。

そんなハイリスクな領域に投資するのに利回り10%だと割に合わないな、と感じるためです。

 

他に魅力的な投資先は十分にある

二つ目は、利回り10%程度ならもっとローリスクな投資先があるからです。

私は不動産投資、保険、投資信託などで資産形成していますが、私が加入している保険は年利換算15%以上ですし、投資信託の積立でも利回り10%はいかないまでも、ローリスクで安定した資産形成ができます。複利で回せば年利換算は余裕で10%を超えますね。

不動産投資に至っては、年利換算10-30%なんてことも普通です。中には600%なんてこともありました。

そんな中、レッドオーシャン事業にお金を突っ込む勇気は私にはありません。

こちらのページに私の実績をまとめていますので、ぜひ見てみてください。

投資マニアさわの自己紹介

まとめ

日本再生GAMEプロジェクトは、一見すると高い利回りと元本保証を実現した魅力的な投資商品のように見えますが、ゲーム業界という再現性が非常に見えにくい事業への投資はやはりリスクが伴います。

年利10%ということであれば、それに応じたリスクもあるわけですね。

あとはHPの情報の薄さなど、色々と気になるところはありますが、、私なら投資はしませんね、絶対に。