株式会社PIMの評判・口コミ情報まとめ｜デザイナーズマンションを自社開発する総合不動産会社

こんにちは！
投資マニアさわです。

今回は、東京都渋谷区に拠点を持つ不動産会社「株式会社PIM」の特徴や企業概要、口コミ・評判を解説します。

同社は自社でデザイナーズマンションを企画・開発しており、賃貸管理も提供しているとのこと。セミナーも高頻度で開催しているため、興味を持つ投資家も多いのではないでしょうか。

本記事では、中立的な視点からサービス内容や口コミ・評判などを評価していきます。すでに営業を受けている方や、投資物件に興味を持っている方はぜひ参考にしてください。

株式会社PIMのクチコミ・評判

株式会社PIMをリサーチしたところ、参考になりそうな口コミは確認できませんでした。

Googleにはいくつか低評価が見受けられるものの、星のみで参考にしづらく、業歴の長さにしては口コミ自体が少ない点もやや気になります。

とは言え、これだけで同社の良し悪しを判断するのは難しいため、以下、筆者の方でまとめた同社の特徴なども参考にしてもらえればと思います。

株式会社PIMとは

参照:pim

株式会社PIMは、東京都渋谷区に本社を構える不動産会社です。2001年創業と一定の業歴があり、デザイナーズマンションの企画・開発を行っていることから、ある程度の資金的体力も備えていると考えられます。

ここからは、そんな同社の会社概要と具体的な事業内容について、詳しく見ていきましょう。

企業概要

株式会社PIMの会社概要は​​以下のとおりです。

主な事業内容

株式会社PIMの主な事業内容は、以下の3つに分類されます。

• 不動産開発・販売
• 賃貸管理
• セミナー運営

同社は自社でデザイナーズマンションの企画・開発を行っており、賃貸管理までワンストップで対応しているとのこと。また、比較的頻繁にセミナーを開催しており、公開されている実績を見る限り、一定の運営体制は整っているように見受けられます。

ただし、同社がマスターリース（サブリース）を扱っている点には注意が必要です。これは非常にリスキーな契約形態ですから、もし勧められても必ず断りましょう。詳細は後ほど解説していきます。

株式会社PIMの4つの強みや特徴

株式会社 PIMの特徴は、以下の4つが挙げられます。

1. デザイナーズマンションを自社開発している
2. マスターリースを依頼できる
3. セミナーを開催している
4. 年金代わり・節税対策と謳っている

それでは、詳しく見ていきましょう。

1.デザイナーズマンションを自社開発している

株式会社PIMは自社でデザイナーズマンションを企画・開発しており、過去の実績を見る限り、都内近郊の供給が多い印象です。仕入れから企画・管理まで対応しており、一定の実績がある点は確認できます。

参照：property

ただし、公式サイトには明確なエリアや価格帯が記載されておらず、物件の利回りなども判断できません。

自社物件は販売価格にいくらでも利益を乗せられるため、適正価格で購入できるよう、周辺相場などを踏まえて慎重に検討するべきです。

2.マスターリースを依頼できる

株式会社PIMは、賃貸管理も対応しており、家賃滞納保証や設備保証、更新・解約業務まで幅広く提供しているようです。

なお、同社がマスターリース（サブリース）を扱っている点には要注意です。

マスターリースはオーナーが貸主、不動産会社が借主となって賃貸契約を結ぶ仕組みで、空室時でも不動産会社からオーナーへ家賃が支払われます。しかし一般管理に比べてマスターリースは手数料が高く、だいたい10～15％ほど得られる家賃収入が少なくなります。

さらに、一般的にマスターリースでは、礼金や更新料も管理会社に支払われる契約になっており、オーナーはこれらを受け取ることができません。つまり、一般管理を依頼した場合とマスターリースを契約した場合とでは、管理手数料の差以上に実際のキャッシュフローに開きが生じるのです。

マスターリースの問題点は他にもあります。マスターリースでは借地借家法が適用されますが、これは借主の権利を保護するために作られた法律。本来は貸主より立場の弱い借主を守るための法律ですが、マスターリースでは管理会社が借主ですから、この立場を悪用することで下記のような対応が可能になってしまうのです。

• 突然大幅に家賃を減額する
• 解約不可能な契約を結ばせる
• 委託業者にしか売却させない

同社に目立った悪評は見受けられませんが、マスターリース自体が非常にリスキーであることに変わりはありません。もし勧められても、必ず通常の管理プランを選ぶようにしましょう。

3.セミナーを開催している

株式会社PIMは、主催・共催あわせて1,800回以上のセミナー実績があり、自社のワンルーム投資特化サービス「1Rナビ」でもセミナーを開催しているようです。

現在は新たな開催予定は掲載されていないものの、公開されている実績を見る限り、一定の運営体制や品質は備えている可能性があります。

しかし、そもそもこういったセミナーを多く開催するサービスには注意が必要。セミナー運営のコストが物件価格に上乗せされていたり、申し込み時に提供した個人情報をもとに営業を受ける可能性もあるため、純粋に学習目的であれば別の手段を検討した方が安心でしょう。

4.年金代わり・節税対策と謳っている

株式会社PIMは不動産投資のメリットとして「年金代わり」や「節税対策」を挙げています。たしかに、実物資産から得られるインカムゲインは不労所得となり、減価償却を活用すれば節税効果も見込めます。

とはいえ、これらのメリットだけを理由に物件を購入するのはおすすめできません。

本来、不動産投資の目的は「不動産によって収益を上げること」です。節税効果や年金代わりといった要素ばかりに目が行ってしまうと、本来見るべき収益性や資産価値を見落とし、結果的にリスクの高い物件を選んでしまう恐れがあります。

そもそも、これらの側面だけを前面に押し出してくる業者の場合、不動産投資の本質を理解していない可能性もあるため、内容を鵜呑みにせず、慎重に判断しましょう。

生命保険代わりと言われたら要注意

株式会社PIMは不動産投資が「生命保険代わりになる」と謳っていますが、これには注意が必要です。

不動産を購入する際はローンを組むのが一般的であり、このときあわせて団信(団体信用生命保険)に加入することから、「ローン返済中に万が一のことがあっても安心＝生命保険代わりになる」、とアピールしてくるわけです。

確かに、団信は生命保険の役割を果たします。しかし団信がカバーするのはあくまでも生命保険が担う役割の一部。さらに、保障が得られると言ってもそれはあくまでも物件を所有している間だけです。

こうした理由から、団信に加入するからといって安易に生命保険を解約するのはやめましょう。

不動産投資の目的は、あくまでも不動産によって利益を得ることです。投資本来の目的から逸れる部分で判断せず、しっかり物件選定をしてください。

株式会社PIMについてよくある質問

ここからは株式会社 PIMについてよくある質問を紹介します。

• 同社の販売物件は？
• 賃貸管理の依頼できる？
• 同社の対応エリアは？

それでは、詳しく見ていきましょう。

同社の販売物件は？

公式サイトに販売中・販売実績などが記載されています。ただ、各物件の詳細は資料請求が必要です。取り寄せる際は営業リスクも踏まえて慎重に検討した方が良いかなと思います。

賃貸管理は依頼できる？

同社の公式サイトに賃貸管理の内容が記載されています。家賃滞納保証・設備保証などを幅広く手がけているものの、同社はマスターリースを手がけているようなので、もし勧められても必ず断りましょう。

同社の対応エリアは？

公式サイトを見る限り、対応エリアについては明文化されていません。詳しく知りたい方は、直接問い合わせる必要があります。

株式会社PIMのまとめ

本記事では、株式会社 PIMの特徴や口コミ、提供しているサービスの内容などを詳しく解説しました。

同社はデザイナーズマンションの企画・開発を行っており、セミナーの開催実績も豊富です。

賃貸管理も対応しているものの、マスターリースを扱っている点には注意が必要です。これは非常にリスキーな契約形態なので、もし勧められても必ず断るようにしましょう。

株式会社 PIMを検討されている方へ

• 不動産投資は節税になります！と営業されていませんか？
  →節税効果は数年です。延命措置も実はありますが。

• マスターリース契約なので安心です！と営業されていませんか？
  →サブリース契約のままだと物件売却ができないケースがあります。外すにはテクニックが必要です。

• 老後の資金のために現役時代に不動産を購入しましょう！と営業されていませんか？
  →先の話よりも今から儲かる不動産投資をしませんか？

• 友達の友達から不動産業者を紹介されていませんか？
  →その友達はあなたの人生を考えているのでしょうか？
• 相場より高値で不動産を売却できると言われていませんか？（すでに不動産をお持ちの方）
  →契約解除金狙いの可能性があります。

私は不動産投資マニアかつ元々不動産業者に出向した経験もあるため、お役に立てる自信があります。

もし気になる方はLINEでご相談ください。それでは！